タイ・イサーン地方 手織りの藍染めコットン

タイ・イサーン地方 手織りの藍染めコットン

  タイ・イサーン地方 手織りの 藍染め コットン 店主のタワンです。 当ブログをご覧いただきありがとうございます。 当ショップで扱っている、 タイ・イサーン地方伝統の 手織りの 藍染め コットンについて簡単にご説明致します。 気になる方はSHOPへGO!!→ REACH:D S...

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タイ・イサーン地方の珍しいお酒 “ONSON”をご紹介

 ココナッツのお酒 “ONSON”


今回はタイでも珍しいお酒をご紹介。

その名も  “ONSON”  

タイのイサーン語で美しいとかいう意味らしい。


       


       



何回もタイ↔︎日本を行き来していると家族や友人へのお土産に困ってくる。そんな時にたまたま立ち寄った酒屋で出会ったのがこのお酒だった。


 “ONSON”  はどんなお酒?


 “ONSON”  はココナッツの花蜜100%から作ったハンドクラフトのホワイトスピリットである。

独特のいい香りだが、かなり甘めのお酒。


アルコール度数は40%。

値段は330mlの瓶で350バーツ。

(2024年9月現在のレートで1400〜1500円。タイのお酒にしてはちょっと割高かも?)


製造しているのはイサーン地方サコンナコーン県(สกลนคร)の小さな工場。

2024年現在、製造している工場はその1箇所のみのため流通数はかなり少ない。


 “ONSON”  はどんな風に飲む?


やはりタイ料理などエスニックな料理に良く合う。

ロックで飲んでも良いし、ソーダ割りも美味しい。

個人的にはライム(タイではマナオมะนาวと呼ぶ)と合わせてソーダ割りがお勧め。


サコンナコーン県に訪れた際は、ぜひ探してみてほしい。


(ただし、日本料理など繊細な料理と合わせるにはあまり向かないし、辛めのお酒が好きな人もあまり好まないかもしれない。)



たまにpremium バージョンや、さらに香り付けした特別商品も作っているようだが、流通数がさらに少なく、私はまだ試したことがない。

試したらまたブログに載せたいと思う。


タイ・イサーン地方で昆虫を食す!?

 


私がよく滞在するタイのイサーン地方、

つまりタイ東北部は、藍染めのコットンに加え、

昆虫食でもよく知られている。


以前どこかで読んだが、

国連食糧農業機関(FAO)が昆虫食を推奨しているという。昆虫は栄養価が高く、良質なタンパク源になるらしい。

日本でもイナゴの佃煮とか蜂の子の何か調理したやつとかもある。私もその辺りは食べたことがあるので、そんなに昆虫食自体に抵抗はない。

という事で、これまでタイでも幾つか昆虫食にチャレンジしてきた。


【文化的背景】

タイ人の友人の話によると、

昔はあまり食べるものが無かった。

それで、タンパク源として色んなものを食べており、その1つが昆虫食という事らしい。


他にも食べていたのは、

カエル、野ネズミ、リス、コウモリ、犬とか…

日本人もそうだったのだろうが、

昔の人はたくましいものだ。

ちなみに、タイでは現在でもカエルは市場でよく見かける。ローカルな市場だと野ネズミ、リスなんかもたまに見かける。

だが、犬を食肉として売るのは現在は違法となっている。


昆虫の種類と調理法


タイでは、さまざまな昆虫が養殖されており、食材として利用されている。

私が知る限りのものをご紹介。


👇食べた事があるもの👇


・コオロギ(จิ้งหรีด ジンリート)

1番ポピュラー。素揚げにして塩をふって食べる。

味は小海老の素揚げに近く食べやすい。

ビールに合う味。

1年中売られている。

1袋で2〜30バーツ。



・蚕の幼虫:หนอนไหม ノーンマイ

コオロギの次によく見かける。

コオロギと同じ店で売られている事も多く、

調理法もほぼ同じ。

外はカリッ、中はムニュとクリーミー。

好みが分かれるタイプかも?



・バッタ:ตั๊กแตน タガテーン

・オケラ:จีซอน ジーソーン

この2つもよく見かける。

同じく素揚げにして塩をふって食べる。

味もコオロギと同じく小海老の素揚げに近い。

香草や唐辛子と炒めたものもある。

大きいやつは硬いので、足を取って、

胴体部分だけを食べる人もいる。


・竹虫:รดด่วนロットドゥアン

(หนอนไม้ไผ่ ノーンマイパイと呼ぶ人もいる)

竹の中に生息する蛾の幼虫。

香ばしく炒めるか、揚げて食べる。

高級品らしく、私の拠点の近くではあまり売られていない。


・赤アリの卵:ไข่มดแดง カイモットデーン

暑気(3〜5月頃)にしか取れない季節商品のため、他のものと比べると高級品。

プチプチとした食感を楽しめる。

1袋で5〜80バーツ。

茹でてスープにしたり、卵焼きに入れたり、ラープにしてたべる。

(ラープ:香草サラダみたいなもの)



タイでは赤アリと呼ばれてはいるが、

日本で問題になっているヒアリとは違い、

ツムギアリの仲間らしい。

下図のように、樹上に葉っぱを丸めて巣を作る、

日本では見かけない種類である。



・カメムシの一種:แมงแคง メーンケーン

カメムシの一種。素揚げでスナック感覚。

日本ではパクチーをカメムシ草と言うが、

正しく食べるとパクチーの香り。

写真はコオロギ2種とカメムシ1種の盛り合わせ。

左下がカメムシ。



・蜂の巣:รังผึ้ง ランプン

市場だと蜂の巣ごと売っており、

蜂蜜と蜂の子、両方食べる。

出されれば蜂の子も食べるが…

個人的には蜂蜜だけで十分。


・羽アリ:แมลงเม่าใหญ่ マレーンマオヤイ

おそらく羽のついた白アリの大きい奴。

かなりマイナー。

雨季初めの季節限定。

炒めたり、茹でてラープにして食べる。





・コガネムシ(?)

これもマイナー。炒めて食べる。

タイ人の友人に食べさせてもらったがタイ語での呼び名は忘れてしまった。






👇食べた事はまだ無いが、

 売られているのを見かけるもの👇


蝉:จักจั่น ジャッガジャン 

ソムタムというパパイヤサラダを作る際にコイツを混ぜて、タムジャッガジャンにするらしい。

まだ食べていないので未知の味。



・タガメ:แมงดา メーンダー

・サソリ:แมงป่อง メーンポン

どちらも揚げて、1匹ずつで売っているものが多い。

タガメは独特のフルーティーな香り、

サソリはエビに近いらしい。タイ人談。

(サソリは毒のある尾の先は切られている)

他の虫に比べると高級品。

1匹あたり100バーツ前後する時もある。


・フンコロガシ(?)

ちょっと怖くて手が出せない…




タイでの昆虫の調理法はシンプル。

基本的には炒める、揚げる、茹でるの3つ。

揚げた昆虫はカリッとした食感が楽しめ、炒めた昆虫は香ばしい風味が際立つ。

茹でた昆虫を使用してハーブやスパイスと組み合わせてスープやラープに入れたりする。


ライオンキングでシンバがしていたような

生きたままの幼虫を踊り食いする

「のどごし爽やか」な食べ方もあるのだが、、、

寄生虫等が怖いのでおすすめしない。


残念ながら、タイ生まれ育った人、

またはイサーン地方で生まれ育った人でも、

絶対に虫は食べないって人も増えてきているという。


しかし近年、昆虫食はその栄養価の高さと低環境負荷からSDGsに貢献する食料源として注目されたりしている。タイ・イサーン地方の昆虫食は、その先駆けとも言えるのかもしれない。


少し衝撃的な食体験として観光客にも人気でもある。

ぜひ一度試していただきたい。


驚きの食体験も…

愛すべきAmazing Thailand